洋服の色によって変わる印象

世の中にはたくさんの色があふれていて、私たちは視覚から入る色の影響を受けながら生活をしています。
これはファッションについても同じで、どんな色の服を着るかによって、周りの人が感じるイメージは大きく変わってきます。
 
だからこそ、色のイメージを客観的に知っておくことは、お洒落をする上でとても大切なことなのです。

ここでは、それぞれの色が持つイメージについて詳しく説明していきます。
カラーコーディネート

色の持つイメージについて

・黒色
黒は光を吸収し遮断する反面、他の色を引き立たせる色です。
悲しみや死を表現する色として、日本だけでなく多くの国で喪服に使われています。
闇、孤独、恐怖などと いったイメージもある一方で、高級感、権力、自信、知的さといった格上のイメージも持つ神秘的な色だと言えるでしょう。
 
・白色
白 は黒と同じ無彩色ですが、黒とは反対に光を反射する最も明るい色です。
純粋、清潔、美といった印象が強く、そのためウェディングドレスや病院などに多く取 り入れられている色です。
その他にも清純、始まり、正義といったポジティブなイメージを多く持っていて、一般的には人に好まれる色だとされています。
 
・赤色
赤は炎や熱といったエネルギーを強く感じさせる色で、他の色と比べるととても強い刺激のある色です。
愛、情熱、興奮、活気など人の心の動きに直結したイメージを持っていて、危険、怒り、争いといったネガティブな部分を表現することにも用いられる色です。
 
・青色
青 は海や空といった自然をイメージさせる色で、人気のある色のひとつだと言われています。
集中力を高めたり、気分を落ち着かせたりというように、精神面に強 く働きかけるのも青色の特徴です。
爽やか、夏、広大、開放感といったイメージを持つ反面、寂しさや孤独を表す色としても使われています。
 
・黄色
自律神経に働きかける色で、有彩色の中で一番明るい色です。
周囲が明るくても暗くても認識しやすいということから、注意換気の場面でも多く使われています。
明るさや楽しさ、幸福感といったポジティブなイメージが一般的です。

膨張色と収縮色について

色には大きさの感覚を惑わせる作用があり、実際の大きさよりも膨らんで見える色のことを「膨張色」縮んで見える色のことを「収縮色」と言います。
 
一般的には赤、橙色、黄色といった暖かみのある色である暖色は膨張色で、黒や青、無彩色といった寒さを感じさせる寒色は収縮色だとされています。
 
膨張色や収縮色はファッションにも大きく関わる部分で、痩せ過ぎが気になる場合には膨張色を洋服に取り入れることでカバーすることができますし、逆に太っていて気になる場合は収縮色を合わせることで視覚的にごまかすことも可能です。

目の錯覚による色の認識の違い

 人間の視覚というものは意外と曖昧なもので、同じ色でも周りの色などさまざまな条件によって違う色に見えることは珍しくありません。
 
人間の脳は目の錯覚によって実際の色とは異なる認識をしてしまうことが多くあります。
こうした目の錯覚(錯視)を利用したのがトリックアートやだまし絵といったもので、エンターテインメントのひとつとしても楽しまれています。
 
ファッションに色をとりいれるときには、この錯視を上手に使うことで、自分の気になる部分を上手にカバーし、チャームポイントを一層魅力的にひきたてることも出来るというわけです。
 
 
色は人の五感にさまざまな角度から働きかけるものです。
その点をふまえ、洋服を選ぶときには、自分が人からどのように見られているのかを考えることが大切なのです。

織田ファッション専門学校織田きもの専門学校でも、「デザインカラー」などの授業を通じて、作品制作に活きる色の使い方について学びます。

それらの学習を通じて、財団法人日本ファッション教育振興協会が主催する「ファッション色彩検定」や商工会議所「カラーコーディネーター検定」等の取得を目指します。

学校法人織田学園 入学相談課 TEL 03-3228-2111 E-mail info@oda.ac.jp