食生活と健康の関係性について

食事は日常生活を健康的に送るためのエネルギーとしてだけでなく、脳の働きを良くしたり、質の良い睡眠をもたらしてくれます。
食事は私たちには欠かせないものですが、なにより大切なのは健康な食生活であって、暴飲暴食や不規則な食事の習慣は避ける必要があります。
 
ここでは、食生活と健康の関係性について紹介します。

規則正しい食事の必要性について

規則正しい食事には、内容はもちろんですが、食事をする時間や回数も大きなポイントとなります。
例えば、寝る直前に食事をすると食べ物が胃でうまく消化されず、小腸で通常より時間をかけて栄養が吸収されます。
このような状態が続くと、摂取カロリーが多くなくても太りやすくなってしまいます。
 
また、体内時計の乱れは朝食によってリセットされると言われていますが、朝食の時間が不規則だったり食べなかったりすると、リセットされず不眠や肥満の原因になることもあると言われています。
 
基本的なことですが、食事は1日3回食べるのが理想的で、1回でも食事を抜いたり、食事と食事の間が開き過ぎたりすると、体は脂肪を蓄えやすくなってしまうのです。
 
できれば、朝食から昼食までは5時間以上空けないようにし、寝る前3時間以内に食事を摂ることは控えるようにしましょう。

規則正しい食事は健康維持のために大切なものなのです。

健康な食生活のためのバランス良い食事とは?

2013年に、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
世界に目を向けてみると、「フランスの美食術」、「メキシコの伝統料理」、「地中海料理」なども登録されています。
それら名だたる食文化の1つに、日本の伝統的な食が含まれたことになります。
 
このように世界的に知られている和食の特徴のひとつに、健康な食生活を実現する栄養バランスがあります。
和食は、「一汁三菜」という「ご飯」「汁もの」「主菜(肉、魚、卵、大豆料理)1品」「副菜(野菜、海藻料理)2品」のセットを基本としており、炭水化物やたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどをバランス良く摂れる構成になっています。
 
洋食中心の食事は、和食中心の食事と比べて肉の量が多かったり、調理過程において油を使うことが多いことなどから、栄養バランスが偏りがちです。
また、和食であっても味噌や醤油など塩分を多く含む調味料を使う場合は、量を調整しながら薄味を心がけることが大切です。
 
バランスの良い食事には、体を作るために必要な栄養素をバランス良く摂ることと、年齢や性別、体格、あるいはその時の体調に応じた適切なカロリー・栄養素を摂ることが必要となるので、一律に決まったものではなく個人差があるので注意しましょう。

健康的な食生活の実践は生活習慣病を予防します

糖尿病や高血圧、脂質異常といった生活習慣病も食生活と大きな関わりがあります。
和食は栄養バランスが良く摂取カロリーも多くなり過ぎないため、日本が和食中心だった時代には、生活習慣病の患者数は少なかったと言われています。
高度成長期以降、外食を中心として食の西洋化が進むにつれて、「成人病(当時の呼称)」に注目が集まるようになったのです。
 
それぞれの生活習慣病と食生活の繋がりは次のようになっています。
 
・糖尿病
糖代謝の異常により血糖値が上がる病気です。
血糖値を下げるためには、甘いものを控え、糖質の代謝を上げるためにビタミンB1を豊富に含む豚ヒレ肉や、食物繊維が多く含まれているきのこ類を食事に取り入れると良いでしょう。
 
・高血圧
塩分や水分量のコントロールをする腎臓が塩分量の過多などによりうまく働かなくなり、血管の収縮や血液量の増加を起こしてしまい、高血圧を引き起こします。
血圧を下げるためには塩分が高い味噌や醤油などの調味料の使用量を減らしたり、うどんやそばなどを食べるときには、汁を残すなどの心掛けが必要です。
 
・脂質異常症
脂質異常症の中でもLDLコレステロール値が高かったり、高中性脂肪血症である場合には、動物性脂肪やコレステロール、カロリーを必要以上に摂っていることが考えられます。
LDLコレステロール値を下げる予防策としては、喫煙やアルコールを控える、食事に納豆やわかめなどの食物繊維を摂り入れる、適度な運動を行うなどが挙げられます。

身体の健康状態を保つことは生活をしていく上でとても大切なことです。
日頃から食生活について考え健康的な体作りを目指しましょう。

栄養士の目的は、一人ひとりの身体の健康を食事の面からサポートすることにあります。
それは給食の場や病院での症状に応じた食事の提供、各所での栄養指導など、様々な方法で行われています。


織田栄養専門学校では、様々なシーンで「食と健康」について正しくアドバイスすることのできる栄養士を養成することを目的としています。

そのため、正しい知識はもちろんのこと、多くの時間を費やす実習や演習を通じて柔軟性と応用力を高め、現場で活躍できる実践力を養います。

学校法人織田学園 入学相談課 TEL 03-3228-2111 E-mail info@oda.ac.jp