進路・進学コラム

大学生から専門学校に進学する

 

大学や短大を卒業した後に専門学校に入学する人たちは、10年ほど前から増え始め、今なお高い水準を保っています。 織田学園でも多くの大卒者が毎年新入生としてそれぞれの専門分野の勉強をスタートさせています。

 

大学から専門学校へ進学する人の増加

 

この増加の背景には、近年のいわゆる「大学全入時代」が影響しています。
高校時代に将来の職業を真剣に考える時間を持たず、合格した大学にただ「なんとなく」入学してしまった人が、いよいよ就職となった時に「自分のやりたいことが分からない」という状況に直面するようになっているのです。

 

そこでようやく自分を見つめなおし、結果として「やりたい仕事に就くためには専門技術や知識が必要だった」と気づき、結果的に再び専門学校で学ぶことを選択せざるを得なくなるという現実があります。

 

一方で、大学での就職活動においても「なんとなく」就職先を決めてしまう人も増えています。その結果、就職してすぐに退職となるケースも多く見られます。

 

「イメージした仕事と違った」などという理由が多く聞かれますが、全ては早い段階で自分の将来の仕事を考えてこなかった結果であると言えるでしょう。

 

こうした就職浪人の若者への救済措置として、政府は「卒業後3年は新卒として扱う」という要請を産業界に出しましたが、現実の採用現場ではその事がハンデになっていることは明白です。

 

それならば、大学新卒時での就職が困難だと判断した時点で考えを切り替え、大学卒業後すぐに専門学校に入学し、技能を習得したり資格を取得し、改めて「新卒」として就職活動に挑む方が有利になるという訳です。

 

もちろん、このような就職活動上の理由からでなく、高校新卒時点で「とりあえず」大学に進学してしまったため、結局大学では本当にやりたかった事が出来ず、改めて本当に学びたいことを学ぶために専門学校に進む人も多くいます。

 

その点では、高校在学中に、しかも出来るだけ早い段階で、しっかりと自分の将来を考えた進路選択をすることが大切です。

 

専門学校での授業の感想

では、そのように専門学校に進学した大学や短大の卒業生は、そこでの授業にどのような感想を持っているのでしょう?

 

1~3年の短期間で国家資格を取得したりプロの技術を身につける専門学校のカリキュラムは、緩やかな大学とは違い、ハードに感じる人も多いようです。出欠席の厳しさも大学とは比較になりません。

 

しかし、データによると7割以上の学生が専門学校で学べる内容・カリキュラムに満足しています。
さらに8割以上の学生は「目指す職業に就くことができたら一生続けたい」と答えており、ここには将来への強い覚悟が見てとれます。

 

「とりあえず」と安易に進学した大学で満足に学べず、学び直しているわけですから、それも当然と言えるかもしれません。

 


 

大学生・短大生等の入学相談も、学校の入学事務局・相談窓口で行えますので、気になることは問い合わせてみましょう。

 

学校法人織田学園 入学相談課 TEL 03-3228-2111 E-mail info@oda.ac.jp

 

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