ニュースリリース
廃棄の危機に面している静岡県産の九条ネギを購入し、調理実習の授業で使用することで食品ロス削減プロジェクトに参加しました。
今回のプロジェクトは、廃棄の危機に面している野菜等を抱える農園と小売店や飲食店等を繋ぐ活動を通してフードロスの解決を目指す株式会社Kukulcanの活動に賛同し、調理校で九条ねぎ10kgを購入。調理実習の授業で使用しました。
九条ネギは、今年雨が多く、生育が早く想定よりも大量に生産され、収穫できるにもかかわらず廃棄の危機に面しています。
日本料理の授業では『鯵南蛮漬け』『鯵なめろう』『九条葱の煎り煮』25名分で約2.5kgの九条ネギを使用しました。
実習を担当した今井校長からは、届いた九条ネギは、成長が進んでおり少し硬さがあったため、火を入れることで気にならなくなりさらに九条ネギの特徴の甘みを生かすことができるため今回は煎り煮を追加しましたと説明がありました。
西洋料理の授業では、『ホロホロ鳥のコンフィ ジャガイモのローストと九条ネギのデクリネゾン』で使用しました。
茎の部分は真空パックし低温でコンフィに、火入れ後ソテー。
青い部分は茹でてピューレに。
美味しくできました!
『グジェールとポタージュ』にも使用。
学生からは、『ネギをたくさん切るのが大変だった。トマトのへたを切るときや野菜の皮をむくときにギリギリまで使用したりするように日ごろからフードロスを意識したいと思う』と話してくれました。
授業の見学に来てくださった株式会社Kukulcanの方と一緒に。
織田学園では、SDGsの目標『つくる責任、つかう責任』をもとに食品ロス削減に努めています。
また次世代の食の世界を担う学生に向けて、社会が抱える問題を自分ごととして捉えるための授業も行っています。
これからもSDGsの目標達成に向けてさまざまな企画に取り組んでまいります。