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2026.03.04

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きもの校講師と卒業生による十二単着装実演イベント

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2026年3月3日、港区伝統文化交流館で桃の節句にちなんだ「雛かざりと十二単の着装実演」が開催されました。
昨年に引き続き今回で2回目の開催。織田きもの専門学校の卒業生をモデルとして、きもの校講師の高野先生、江原先生が七段飾りのお雛様と金屏風を背景に着装を行いました。
 
午前と午後に1回ずつ行った実演には、あいにくの雨模様にもかかわらず午前中の回には約40名、午後の回には近隣の保育園から園児約50名が見学に来ていました。

 
平安時代に高貴な方がお召しになっていた十二単。正式名称は五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)装束などといいます
十二単という言葉から、12枚重ねていると思われがちですが、十二というのはとても多いということを表しており、12枚ということではありません。
当時の美女の三大要素として、髪が長いこと、和歌が上手なこと、そして「かさね色目」といわれる十二単の重なる色彩のグラデーションセンスの良さが重要視されていたそうです。高貴な方は人前に顔を見せることがほとんどありませんでしたので、移動の牛車から袖を少し見せることで自分のセンスを見せつけていたそうです。
 
着装することを「お服上げ」といい、着付けをする人のことを衣紋者(えもんじゃ)といいます。
前衣紋者(まええもんじゃ)の方は、お召しになるお方様に息がかかってはいけないため常に膝立ちでおこない、後衣紋者(うしろえもんじゃ)の方は着物が高価なもののため持ち運びするときには衣装にあまり触れないようにするなどの所作も実演の見所の一つです。


 
着装には2本の紐を交互に使い、2本目を締め、1本目を抜き取りますので、滑りやすい羽二重の紐を使います。最終的には1本の紐で留めます。
着装が終わった時には、その華麗で雅やかな姿に思わず参加者の方々から拍手がおこりました。

 

十二単は全部でおよそ15㎏~20㎏以上と言われています。実際に今回モデルを務めてくれた卒業生からは、「常に後ろに引っ張られている感じ」という感想がありました。
着るのには時間がかかりますが、脱ぐのはあっという間です。一枚一枚脱ぐのではなく、まとめて脱ぐことができます。これが「裳(も)抜けの殻」の語源になったともいわれているそうです。

 
時代劇などでは見かけることがある十二単ですが、間近で見られる特別な機会に、参加者の方々も非常に興味津々にご覧になっていたようです。

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